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『ジョナス・メカス詩集』

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■『ジョナス・メカス詩集』
2019年6月初版発行
著者:ジョナス・メカス
訳者:村田郁夫
発行:書肆山田
ページ:292ページ
サイズ:縦19.5㎝×横13㎝×厚さ2.5㎝

2019年、1月に亡くなったジョナス・メカスを追悼するかたちで6月に刊行された詩集。

メカスの詩は散文的なので、詩を読み慣れていない読者にも小説を読むように(メカスの独白を聞くように)読むことができる。
また、訳者ほかメカスと親交の深かった作家4名の書き下ろしの解説、随筆、詩が収録されており、メカスを知る上で貴重な1冊。

書肆山田より1996年に刊行され絶版となっていたメカスの詩集『セメニシュケイの牧歌』と『森の中で』が合わせて収録されている。

『セメニシュケイの牧歌』(メカスが難民収容所にいた1948年、ドイツ・テュービンゲンにて刊行)は、メカスの幸福な少年時代の日々とそれを育んだ自然、田園風景を「永遠に失われた楽園」として切なく詠った、目の前に北欧の緑が広がるような作品。

『森の中で』(1967年作)は、祖国リトアニアに過酷な運命を強いた「ヨーロッパ」を糾弾するかのような哀切さをたたえた作品。
詩の最後部には「ここから、始まる、広大な森と荒野が、そして、暗闇と静寂だけが私を待っている」、とあり、この詩を書き終えて、メカスはそれまで撮りためていた日記的な映像を作品として公開するに至った、という見方(解説:鈴木志郎康氏記述)もされている。

本書後半の解説には、
●言語学者で訳者の村田郁夫氏の丁寧な作品論(時代背景、リトアニアの文化やメカスの故郷の風物、人物の関係、翻訳秘話を含む)や、
●詩人で映画作家の鈴木志郎康氏の、人間メカスを鋭く分析した作家論、
●翻訳家の木下哲夫氏の「たえず遠ざかり、帰らぬもののために」という、メカスの詩の言葉を引用した随筆と、
●詩人の吉増剛造氏の追悼の詩と文が収録されている。

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