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ラトビアの民族衣装センター、セナークレーツ社が刊行した『ラトビアのミトン』(なんとラトビアで発行された日本語版)が入荷しました。
クルゼメ、ヴィゼメ、ゼムガレ、ラトガレのラトビアの4地方に伝わる代表的なミトンの伝統模様、178種類を紹介した美しい本です。
原寸大のミトンに即した版形で、ただ眺めるだけでもイメージが膨らみます。
もちろん編みたい人のためのチャートも掲載されています。
セナークレーツは、ラトビアの豊かな文化遺産を広く認知、発展させるために、ミトンを含む民族衣装の調査、遺産収集、保管の活動を1990年代からを始めています。
民族学研究者で、セナークレーツの創設者のMaruta Grasmane(マルタ・グラスマネ)著『MITTEN OF LATVIA』(英語版)は、欧州はもちろん日本でも知られた名著でしたが、2016年満を持してラトビアで日本語版が刊行されたことは、日本とラトビアの文化的共感の表れとも言えます。
和訳には日本を代表するラトビア語訳者のひとり黒沢歩さん、編集には中田早苗さんが携わり、ラトビア発の手触りが独特なアート本としても、また読み物としても、味わい深い一冊が生まれました。
著者:Maruta Grasmane(マルタ・グラスマネ)
和訳:黒沢歩
和訳編集:中田早苗
ページ:438ページ
サイズ:縦28.5㎝×横16㎝×厚さ3㎝