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詩画集『目に見えぬ詩集』谷川俊太郎・詩 沙羅・版画
¥2,860
SOLD OUT
☁Books and Modern HP☁ https://booksandmodern.com 谷川俊太郎さんの詩に、Books and Modernでも何度か展示をしてくださった沙羅さんが版画を寄せた、美しい詩集が生まれました。 詩を選んだのは上島明子さん(手製本で知られる製本会社、美篶堂代表)。もう何年も前から、上島さんは谷川さんと一緒に詩集を作る約束をしていたとのことで、世界や日本がもっとも詩を必要とする2022年現在、満を持しての刊行です。 選ばれた9編は、数多の谷川俊太郎詩集の中から『夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった』(※1)や、写真集『ON READING(読む時間)』(※2)を含む9冊から、それぞれ1編ずつ。 版画家、沙羅さんいわく、 「まず上島明子さんが選ばれた詩を読み、自分なりにストーリーが立てられる順番に並べました。分かりづらいかも知れませんが、自分の中では全体を通して繋がりを持たせています。 谷川俊太郎さんには版画が完成してからレイアウトしてご確認いただきました。なので制作はかなり自由で、それが楽しくも大変でした。絵は、詩に対して説明的にならないように、かつ詩の内容から離れすぎないように心がけました」とのこと。 谷川さんの心は詩の中に、選詩をした上島明子さんの思いは解説(詩集について)に、沙羅さんの制作に向かう姿勢はに巻末(詩にあふれる世界を知るということ)にあります。 谷川さんは、 「きみは毎朝毎晩死んでいいんだ 新しい詩をみつけるために むしろ新しい詩にみつけてもらうために」と詩い、 沙羅さんは、 「世界はどのようにできていて、私はどうして生きているのだろう」 という「なぜ」を淡々と分析しながら、版木を彫って、版画を刷っています。 感情におぼれることのないそれぞれの澄んだ視線と技術がページに漲っています。 ■『目に見えぬ詩集』 2022年10月刊 収録詩: 丁度その時/目に見えぬ詩集/読むこと/魔法/泣いているきみ 少年9 /黄色い鳥のいる風景/夏が終る/紅茶の時間/新しい詩 詩:谷川俊太郎 木版画:沙羅 編・製本:美篶堂 装幀:守屋史世 発行:Book&Design 宮後優子 ページ:56ページ サイズ:タテ165㎜×ヨコ130㎜ ■谷川俊太郎 (1931−) 詩人。1952年『二十億光年の孤独』刊行。1975年『マザーグースのうた』で日本翻訳文化賞、1982年『日々の地図』で読売文学賞受賞。その他受賞、著書多数。 ■沙羅(1982−) 木版画家。書籍の装画を手掛けるほか、展覧会での作品発表を行う。著書に『木版画でかわいい雑貨』(美術出版)、装画担当書籍に『青い鳥の本』シリーズ4作(石井ゆかり著。パイインターナショナル)他多数。2012年に貝山伊文紀とともに「アトリエ灯」設立。長野県安曇野に拠点を置く。 沙羅さんの版画作品は以下Shopで扱っています。 https://shop.booksandmodern.com/categories/654890 Books and Modernでのこれまでの展覧会情報はこちら。 https://booksandmodern.com/gallery/423/ https://booksandmodern.com/gallery/925/ ※1『夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった』。青土社 1975年刊。 ※2 写真集『ON READING(読む時間)』。ハンガリー出身の写真家アンドレ・ケルテスの写真集。初版1971年。版を重ねて2013年に刊行された創元社版に谷川俊太郎さんが巻頭に寄稿している。
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『Letters home』ジョナス&アドルファス・メカス/Jonas and Adolfas Mekas
¥7,590
SOLD OUT
☁Books and Modern HP☁ https://booksandmodern.com https://booksandmodern.com/gallery/1375/ ☁リトアニアより、最新ジョナス・メカス関連書籍『Letters home』(初版2000部限定)が届きました。☁ 新刊『Letters home』は、『JONAS IR ADOLFAS/ Gyvenimo lai(š)kai(ジョナスとアドルファス──人生)』(2020年)の英語版。 故郷への手紙、手紙の帰る場所というタイトルは本の内容をよりストレートに表現している。 リトアニア語版のプロローグは、ケスタス・ピクナス(Kestas Pikunas/編集・ディレクター)のテキストだったが、英語版のプロローグはブルース・エルダー(R.Bruce Elder/メカス兄弟と活動をともにした映画作家・評論家)の寄稿を得た。 「実はリトアニア語版製作の際、より完全な形でメカス兄弟のメッセージを伝える本にするという意味で、編集者の私のテキストを入れることに迷いがあった」と言うピクナス。 英語版はプロローグがメカスと同時代の映画人のテキストになったことで、よりメッセージが伝わりやすい構成になっている。全体ではプロローグの他、中程の2ページで写真の差し替えがあるが、基本的にコンテンツの変更はない。 2017年以降、ジョナス・メカス本人からビルジャイ図書館に寄贈された膨大な資料(写真、手紙、印刷物)をもとに生まれた、ヨーロッパ史のみならず米国のインディペンデント映画史を知る一級の資料であり、戦争の歴史に翻弄された家族のアルバムとも言える本書。 「手紙と写真の間に挿入されているジョナス・メカスのテキストは、2015年に別の企画でメカスが書き送ってくれたもので、この本ではその文章を引用して手紙や写真に命を吹き込んでいます。 製作過程ではメカス家の人々から多大な協力を得て、事実にもとづいた完全な物語にできたと思う。リマ・メカス(Rima Mekaite ジョナスとアドルファスの姪)には正確を期するための検証で助けられました」(ピクナス)。 ジョナスとアドルファスの人生の旅路をプライベートな写真と直筆の手紙で俯瞰する唯一無二の一冊。ジョナス・メカスの作家人生を支えた妻であり、二人の子どもの母であり写真家のホリス・メルトン撮影の写真も多数収録されている。 ■『Letters home』 2021年11月刊 英語/初版2000部 発行:Post Scriptum. Littera(リトアニア) 編集:Kestas Pikunas ページ:320ページ サイズ:タテ280㎜×ヨコ230㎜ ※1 本書は無線綴じの80折をペーパーナイフ(カッターナイフ)等で切り開いて320ページとなる仕様(リトアニア語版ショップページ https://shop.booksandmodern.com/items/38905275 写真3参照)。 ※2 本書は発行元であるリトアニアから直接納品された未開封の新品ですが最小限の輸送ダメージがある場合があります。ご了解の上ご購入ください。 ■Jonas Mekas ジョナス・メカス(1922−2019) リトアニア生まれの詩人、映画作家。独立系、前衛、実験映画の保存、上映を目的とするアンソロジー・フィルム・アーカイブズ(Anthology Film Archive, New York, 1970−)の設立者。 1960年代の米国の現代アートの潮流、フルクサス運動の中心人物のひとり。 ■Adolfas Mekas アドルファス・メカス(1925−2011) リトアニア生まれの映画作家、作家、編集者、俳優、教育者。1960年代の米国の現代アートの潮流、フルクサス運動の中心人物のひとり。バート大学(ニューヨーク。1971年に映画学科創設し2007年まで教鞭を執る)他、多くの教育機関で講師を務めた。
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『ジョナスとアドルファス──人生』(JONAS IR ADOLFAS/ Gyvenimo lai(š)Kai)
¥7,590
☁Books and Modern HP☁ https://booksandmodern.com https://booksandmodern.com/gallery/1375/ 2020年末開催のジョナス・メカス特集2にて展示(閲覧用)した『ジョナスとアドルファス──人生』が、リトアニア、ビルジャイ図書館から届きました。 (原題は『JONAS IR ADOLFAS/ Gyvenimo lai(š)kai』)。 2020年初めに刊行されたジョナスとアドルファス、メカス兄弟の人生の旅路を俯瞰する唯一無二の一冊。 2017年以降、ジョナス・メカス本人からビルジャイ図書館に寄贈された膨大な資料(写真、手紙、印刷物)をもとに生まれた資料性の高い本だが、一級の資料であると同時に、戦争の歴史に翻弄された家族のアルバムでもある。 この資料を自ら整理していたという最晩年、ジョナス・メカスの胸に、なんと多くの温かく幸せな思い出や喪失感、充足感や疑問(メカスは人生ので謎について多く語っているから)が去来していたことか......そんなことも感じさせるロマンティックな写真集、文集。 ジョナス・メカスの作家人生を支えた妻であり、二人の子どもの母であり写真家のホリス・メルトン撮影の写真も多数収録されている。全編リトアニア語だが、小見出しやリードを翻訳ソフトで調べつつページを繰れば一層理解が深まることでしょう。 ■『JONAS IR ADOLFAS/ Gyvenimo lai(š)kai(ジョナスとアドルファス──人生)』 2020年刊/リトアニア語 発行:Post Scriptum. Littera(リトアニア) 編集:Kestas Pikunas ページ:320ページ サイズ:タテ280㎜×ヨコ230㎜ ※1 本書は無線綴じの80折をペーパーナイフ(カッターナイフ)等で切り開いて320ページとなる仕様(写真3ご参照)。 ※2 本書はリトアニア、ビルジャイ図書館から直接納品された新品ですが、図書館員の方による梱包、海外配送手配のため、若干、本のカドが潰れるなどしている場合があります。ご了解の上ご購入ください。 ■Jonas Mekas ジョナス・メカス(1922−2019) リトアニア生まれの詩人、映画作家。独立系、前衛、実験映画の保存、上映を目的とするアンソロジー・フィルム・アーカイブズ(Anthology Film Archive, New York, 1970−)の設立者。 1960年代の米国の現代アートの潮流、フルクサス運動の中心人物のひとり。 ■Adolfas Mekas アドルファス・メカス(1925−2011) リトアニア生まれの映画作家、作家、編集者、俳優、教育者。1960年代の米国の現代アートの潮流、フルクサス運動の中心人物のひとり。バート大学(ニューヨーク。1971年に映画学科創設し2007年まで教鞭を執る)他、多くの教育機関で講師を務めた。
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『ジョナス・メカス論集──映像詩人の全貌』
¥2,200
☁Books and Modern HP☁ https://booksandmodern.com https://booksandmodern.com/gallery/1375/ ■『ジョナス・メカス論集 映像詩人の全貌』 2020年発行 編者:若林良 吉田悠樹彦 金子遊 発行:neo neo編集室 ページ:216ページ サイズ:180㎜×ヨコ130㎜ 映画、演劇、テレビ、文学など、すべてのドキュンタリー表現について、webや雑誌、書籍を通しての批評を軸に発信しているneoneo編集室から刊行されたジョナス・メカス論集。 詩人で映画作家、現代アートの牽引者であったジョナス・メカスを知る約20名の作家、翻訳家、評論家、編集者、研究者が、それぞれの視点で「メカス」を語っています。 ブックスアンドモダン企画の写真展や映画上映にご協力くださった木下哲夫さん(翻訳者)や、井戸沼紀美さん(ライター、編集者)も執筆、参画。 巻末の井戸沼紀美、井上二郎共著の作家論は、2018年に発表されたマイケル・キャスパー(ジャーナリスト)による反ユダヤ主義関連の記事によって「渦中の人」となったジョナス・メカスについて丁寧に検証しており、読者に新たな視点をもたらす。 各作家による「今、なぜ、ジョナス・メカスなのか?」ということを個人的、かつ社会的に振り返る一冊。 ■Jonas Mekas ジョナス・メカス(1922−2019) リトアニア生まれの詩人、映画作家。独立系、前衛、実験映画の保存、上映を目的とするアンソロジー・フィルム・アーカイブズ(Anthology Film Archive, New York, 1970−)の設立者。フルクサス運動などを通して米国の現代アートを牽引した。
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『フローズン・フィルム・フレームズ 静止した映画』ジョナス・メカス
¥2,200
SOLD OUT
☁Books and Modern HP☁ https://booksandmodern.com https://booksandmodern.com/gallery/1375/ ■『フローズン・フィルム・フレームズ 静止した映画』 1997年初版発行 著者:ジョナス・メカス 訳者:木下哲夫 発行:河出書房新社 編集:フォトプラネット ページ:126ページ サイズ:縦19.5㎝×横13.5㎝×厚さ1.5㎝ 「フローズン・フィルム・フレームズ」とは、映像を撮影した16㎜フィルムから起こしたプリント作品です。 これは木下哲夫氏(メカス著作の多くの翻訳を手掛ける)、綿貫不二夫氏(ギャラリー「ときの忘れもの」オーナー)とともに考案された形態で、日本とメカスの深い関係から生まれた表現と言えるでしょう。 味わい深く幸福な余韻を残す映画の多くが、ストーリーや演出とは別次元の、映像の魅力によるという事実(美しい画像の連続がもたらすある種の陶酔)を裏付けるかのように、これらのプリントは「完璧なフレーミング」と「映画的な物語性」が相乗して、見る人の想像力をかき立てます。 フローズン・フィルム・フレームズは、まさにメカス独自の写真表現と言える作品群です。 この本には、その「フローズン・フィルム・フレームズ」の作例と、背景と重なるテーマに触れた日記や、日本との出会い、メカスの半生が綴られています。 また、巻末の「編者あとがき」には、以下のように記されています。 「本書はそれぞれ出典を異にするいくつかのパートから構成されている。 内容的にはその作品の根を育んだリトアニア時代から、まったく新しいジャンルを切り拓いた近年の作品まで、また日記、対話、エッセイという異なるスタイルの言葉を通して、多様な角度からジョナス・メカスの世界に触れていただければ…」。 この言葉のとおり、90年代当時のメカスの世界、メカスが自身を振り返って語る言葉に触れる一冊です。 ※ 本書編集は八角聡仁(やすみ・あきひと)氏による。 (巻末クレジット不掲載のため各方面に確認しました)。
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『ジョナス・メカス詩集』
¥3,300
SOLD OUT
☁Books and Modern HP☁ https://booksandmodern.com https://booksandmodern.com/gallery/1375/ ■『ジョナス・メカス詩集』 2019年6月初版発行 著者:ジョナス・メカス 訳者:村田郁夫 発行:書肆山田 ページ:292ページ サイズ:縦19.5㎝×横13㎝×厚さ2.5㎝ 2019年、1月に亡くなったジョナス・メカスを追悼するかたちで6月に刊行された詩集。 メカスの詩は散文的なので、詩を読み慣れていない読者にも小説を読むように(メカスの独白を聞くように)読むことができる。 また、訳者ほかメカスと親交の深かった作家4名の書き下ろしの解説、随筆、詩が収録されており、メカスを知る上で貴重な1冊。 書肆山田より1996年に刊行され絶版となっていたメカスの詩集『セメニシュケイの牧歌』と『森の中で』が合わせて収録されている。 『セメニシュケイの牧歌』(メカスが難民収容所にいた1948年、ドイツ・テュービンゲンにて刊行)は、メカスの幸福な少年時代の日々とそれを育んだ自然、田園風景を「永遠に失われた楽園」として切なく詠った、目の前に北欧の緑が広がるような作品。 『森の中で』(1967年作)は、祖国リトアニアに過酷な運命を強いた「ヨーロッパ」を糾弾するかのような哀切さをたたえた作品。 詩の最後部には「ここから、始まる、広大な森と荒野が、そして、暗闇と静寂だけが私を待っている」、とあり、この詩を書き終えて、メカスはそれまで撮りためていた日記的な映像を作品として公開するに至った、という見方(解説:鈴木志郎康氏記述)もされている。 本書後半の解説には、 ●言語学者で訳者の村田郁夫氏の丁寧な作品論(時代背景、リトアニアの文化やメカスの故郷の風物、人物の関係、翻訳秘話を含む)や、 ●詩人で映画作家の鈴木志郎康氏の、人間メカスを鋭く分析した作家論、 ●翻訳家の木下哲夫氏の「たえず遠ざかり、帰らぬもののために」という、メカスの詩の言葉を引用した随筆と、 ●詩人の吉増剛造氏の追悼の詩と文が収録されている。
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『あふるる』かくたみほ写真集
¥6,505
☁Books and Modern HP☁ https://booksandmodern.com https://booksandmodern.com/gallery/124/ 『あふるる』(2009年) かくたみほ 写真 佐々木暁 装本 5,500円(税別) 2014年に開業したBooks and Modernの初個展作家で、今や若手写真家を代表するひとりとなった、かくたみほの初写真集。 写真を本格的にはじめた2000年〜2009年までに撮りためた作品を1冊にまとめた自費出版。 プロでやっていこうという、きかっけになった祖母の写真。気球、鹿、斜陽の当る壁……やわらかい光と繊細な色のトーンを表現した写真はすべてハッセルで撮影され、自宅暗室で本人が手焼きプリントしたものを原稿とし、35点収録しています。 とどまらずにあふれるように作品制作をしていきたいという思いを込めたタイトルは1冊ずつ手書きです。 写真は35点収録。 AD:佐々木暁・264mm×264mm・カラー64p・クロス張り上製本・1000部限定エディションナンバー付
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Saul Leiter's Atelier, outside(ソール・ライターのアトリエ、ニューヨークの街)by Miho Kakuta
¥1,100
☁Books and Modern HP☁ https://booksandmodern.com 1950年代から60年代にかけてファッションフォトの世界で活躍しながら、にわかに表舞台から姿を消した伝説の写真家、ソール・ライター(1923−2013)。 再び脚光を浴びるきっかけとなったのは2006年にシュタイデル社(ドイツ。美しいアート書籍の刊行で知られる)から刊行された写真集(『early color』)でした。 2013年には映画『写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと』が制作され(日本公開2015年)、写真の魅力だけでなく、迷いや悲しみ、静けさ、激しさ、温かい心を抱えたアーティスト、ひとりの人間としての魅力が多くの人に共感を得ました。 日本では国内巡回展が2017年、2020年と開催され大きな反響をもたらした写真家が、50年にわたって過ごしたニューヨークのアトリエを撮影したのが、このZINE『Saul Leiter's Atelier』by かくたみほ(撮影は2017年春)です。 かくたみほさんが捕らえたソールのアトリエと街の雰囲気は、とても映画『…急がない人生』的で、じっと見ていると写真家の声が聞こえてきそうな穏やかさ。 「inside」(室内。44ページ)と、 「outside」(ニューヨークの街。32ページ)の2バージョンがあります。 size タテ209㎜ × ヨコ148㎜ design 坂元夏樹
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Saul Leiter's Atelier, inside(ソール・ライターのアトリエ、室内)by Miho Kakuta
¥1,430
SOLD OUT
☁Books and Modern HP☁ https://booksandmodern.com 1950年代から60年代にかけてファッションフォトの世界で活躍しながら、にわかに表舞台から姿を消した伝説の写真家、ソール・ライター(1923−2013)。 再び脚光を浴びるきっかけとなったのは2006年にシュタイデル社(ドイツ。美しいアート書籍の刊行で知られる)から刊行された写真集(『early color』)でした。 2013年には映画『写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと』が制作され(日本公開2015年)、写真の魅力だけでなく、迷いや悲しみ、静けさ、激しさ、温かい心を抱えたアーティスト、ひとりの人間としての魅力が多くの人に共感を得ました。 日本では国内巡回展が2017年、2020年と開催され大きな反響をもたらした写真家が、50年にわたって過ごしたニューヨークのアトリエを撮影したのが、このZINE『Saul Leiter's Atelier』by かくたみほ(撮影は2017年春)です。 かくたみほさんが捕らえたソールのアトリエと街の雰囲気は、とても映画『…急がない人生』的で、じっと見ていると写真家の声が聞こえてきそうな穏やかさ。 「inside」(室内。44ページ)と、 「outside」(ニューヨークの街。32ページ)の2バージョンがあります。 size タテ209㎜ × ヨコ148㎜ design 坂元夏樹
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【選書と紅茶 ■5,000円アソート/Book Selection and Tea ■5,000yen assort】
¥5,000
Books and Modern HP■ https://booksandmodern.com 【選書と紅茶 ■5,000円アソート/Book Selection and Tea ■5,000yen assort】 お客さまのご要望の「テーマ」に応じて、ブックスアンドモダン店主が選書した本と、国産無農薬の風味豊かなファーストフラッシュの紅茶「五月」(水車村農園/静岡県藤枝市)をセットでお届けします。 備考欄にご要望の本の「テーマ」ご記入ください。 ■ご要望の本の「テーマ」は、「旅」「音楽」「絵画」「写真」「工芸」「食」「家族」「女性」「夢」など、思いついた言葉でもいいですし、「アフリカ」「アジア」「日本」「ヨーロッパ」などの地域などでも結構です。 また、例えば「旅」でしたら、具体的に「北欧」や「旅している気分になれる本」などヒントをいただければ、よりご要望に近づけるかもしれません。 ほかにも「○○歳代の女性に誕生日プレゼント」や、テーマのご要望ナシの「お任せ」も承ります。 ■紅茶「五月」は水車村農園(静岡県藤枝市/代表 臼井太樹さん)製の国産、無農薬の紅茶です。 「五月」は5月の発摘み、ファーストフラッシュの紅茶です。ストレートで味わうとまろやかさと香りがより深く楽しめます。 水車村農園を運営する臼井家は、江戸時代からの農家。昭和の高度経済成長期に入り、多くの農家で使用されるようになったさまざまな農薬や、農薬使用を前提とした農業のあり方に疑問を抱き、数少ない共感者とともに無農薬農業を貫いてきた農家です。 水車村農園の紅茶の生産は1985年から始まりました。日本在来種のやぶきた種(代表的な日本茶葉)を発酵させて自社工場で作っています。 (詳細は掲載しています、パッケージ裏の写真をご覧ください)。 ■紅茶「五月」100g 価格 1,100円(税込)
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【選書と紅茶 ■10,000円アソート/Book Selection and Tea ■10,000yen assort】
¥10,000
Books and Modern HP■ https://booksandmodern.com 【選書と紅茶 ■10,000円アソート/Book Selection and Tea ■10,000yen assort】 お客さまのご要望の「テーマ」に応じて、ブックスアンドモダン店主が選書した本と、国産無農薬の風味豊かなファーストフラッシュの紅茶「五月」(水車村農園/静岡県藤枝市)をセットでお届けします。 備考欄にご要望の本の「テーマ」ご記入ください。 ■ご要望の本の「テーマ」は、「旅」「音楽」「絵画」「写真」「工芸」「食」「家族」「女性」「夢」など、思いついた言葉でもいいですし、「アフリカ」「アジア」「日本」「ヨーロッパ」などの地域などでも結構です。 また、例えば「旅」でしたら、具体的に「北欧」や「旅している気分になれる本」などヒントをいただければ、よりご要望に近づけるかもしれません。 ほかにも「○○歳代の女性に誕生日プレゼント」や、テーマのご要望ナシの「お任せ」も承ります。 ■紅茶「五月(さつき)」は水車むら農園(静岡県藤枝市/代表 臼井太樹さん)製の国産、無農薬の紅茶です。 「五月」は5月の発摘み、ファーストフラッシュの紅茶です。ストレートで味わうとまろやかさと香りがより深く楽しめます。 水車むら農園を運営する臼井家は、江戸時代からの農家。昭和の高度経済成長期に入り、多くの農家で使用されるようになったさまざまな農薬や、農薬使用を前提とした農業のあり方に疑問を抱き、数少ない共感者とともに無農薬農業を貫いてきた農家です。 水車むら農園の紅茶の生産は1985年から始まりました。日本在来種のやぶきた種(代表的な日本茶葉)を発酵させて自社工場で作っています。 (詳細は掲載しています、パッケージ裏の写真をご覧ください)。 ■紅茶「五月」100g 価格 1,100円(税込)
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【選書と豆 ■5,000円アソート/Book Selection and Beans ■5,000yen assort】
¥5,000
Books and Modern HP■ https://booksandmodern.com 【選書と豆 ■5,000円アソート/Book Selection and Beans ■5,000yen assort】 お客さまのご要望の「テーマ」に応じて、ブックスアンドモダン店主が選書した本と、コーヒー豆(焙煎 by スズアコーヒー/小田原 創業1953年)をセットでお届けします。 備考欄にご要望の本の「テーマ」と、 豆の種類(下段の2種より1種)をご記入ください。 ■ご要望の本の「テーマ」は、「旅」「音楽」「絵画」「写真」「工芸」「食」「家族」「女性」「夢」など、思いついた言葉でもいいですし、「アフリカ」「アジア」「日本」「ヨーロッパ」などの地域などでも結構です。 また、例えば「旅」でしたら、具体的に「北欧」や「旅している気分になれる本」などヒントをいただければ、よりご要望に近づけるかもしれません。 ほかにも「○○歳代の女性に誕生日プレゼント」や、テーマのご要望ナシの「お任せ」も承ります。 ■コーヒー豆は、スズアコーヒーがBooks and Modernのためにブレンドしたオリジナルです。「mirror mirror/ミラーミラー」、「OUT OF AFRICA/アウトオブアフリカ」の2種のうちのいずれかの豆の名前をご記入ください。 ■「mirror mirror/ミラーミラー」100g 甘い香りとまろやかな苦みと酸味、ビターチョコレートのような風味。中深煎り。 ブラジル産豆 (スペシャルティーコーヒー)50% 東ティモール産豆(スペシャルティーコーヒー)10% ニカラグア産豆(スペシャルティーコーヒー)10% コロンビア産豆 20% インドネシア産豆 10% 通常価格 858円(税込) ■「OUT OF AFRICA/アウトオブアフリカ」100g 甘さ、フルーティー(グレープ、ベリー、カシス)な香りと酸味、やわらかな苦みとコク(カカオ、シェリー酒)が特徴。 エチオピア ナチュラル 深煎り 20% エチオピア イルガチェフ 中煎り 40% タンザニア キリマンジャロ 中煎り 40% エチオピア ナチュラルは、Anaerobic Fermentation(嫌気発酵)という風味を高める製法を採用しています。 通常価格 869円(税込)
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【選書と豆 ■10,000円アソート/Book Selection and Beans ■10,000yen assort】
¥10,000
Books and Modern HP■ https://booksandmodern.com 【選書と豆 ■10,000円アソート/Book Selection and Beans ■10,000yen assort】 お客さまのご要望の「テーマ」に応じて、ブックスアンドモダン店主が選書した本と、コーヒー豆(焙煎 by スズアコーヒー/小田原 創業1953年)をセットでお届けします。 備考欄にご要望の本の「テーマ」と、 豆の種類(下段の2種より1種)をご記入ください。 ■ご要望の本の「テーマ」は、「旅」「音楽」「絵画」「写真」「工芸」「食」「家族」「女性」「夢」など、思いついた言葉でもいいですし、「アフリカ」「アジア」「日本」「ヨーロッパ」などの地域などでも結構です。 また、例えば「旅」でしたら、具体的に「北欧」や「旅している気分になれる本」などヒントをいただければ、よりご要望に近づけるかもしれません。 ほかにも「○○歳代の女性に誕生日プレゼント」や、テーマのご要望ナシの「お任せ」も承ります。 ■コーヒー豆は、スズアコーヒーがBooks and Modernのためにブレンドしたオリジナルです。「mirror mirror/ミラーミラー」、「OUT OF AFRICA/アウトオブアフリカ」の2種のうちのいずれかの豆の名前をご記入ください。 ■「mirror mirror/ミラーミラー」100g 甘い香りとまろやかな苦みと酸味、ビターチョコレートのような風味。中深煎り。 ブラジル産豆 (スペシャルティーコーヒー)50% 東ティモール産豆(スペシャルティーコーヒー)10% ニカラグア産豆(スペシャルティーコーヒー)10% コロンビア産豆 20% インドネシア産豆 10% 通常価格 858円(税込) ■「OUT OF AFRICA/アウトオブアフリカ」100g 甘さ、フルーティー(グレープ、ベリー、カシス)な香りと酸味、やわらかな苦みとコク(カカオ、シェリー酒)が特徴。 エチオピア ナチュラル 深煎り 20% エチオピア イルガチェフ 中煎り 40% タンザニア キリマンジャロ 中煎り 40% エチオピア ナチュラルは、Anaerobic Fermentation(嫌気発酵)という風味を高める製法を採用しています。 通常価格 869円(税込)
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ルート・ブリュック ポスター「Butterflies( 蝶)」
¥3,960
SOLD OUT
☁Books and Modern HP☁ https://booksandmodern.com フィンランドを代表するセラミックアーティスト、ルート・ブリュック(Rut Bryk 1916-1999)の作品、「Butterflies(蝶)」(1957年)のポスター。 サイズ:67㎝×48㎝(フィンランド製) 製作:Tapio Wirkkala Rut Bruk Foundation ブリュックは、19世紀末、ナショナルロマンティシズム期の最高潮、フィンランド独立の一年前に生まれ、第二次世界大戦の敗戦と復興、北欧デザインの躍進期、東西冷戦終結……とフィンランド激動の時代を生きたアーティストでデザイナー。 1930年代の絵皿や、40−50年代のビザンチン文化の風合いを湛えたレリーフ作品、60−70年代のシンプルな食器のデザインなど、動植物の写実的表現による生活のアートから80年代以降の詩的な抽象表現による公共アートまで、生涯を通して幅広い制作活動を繰り広げた。
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Rut Bryk(ルート・ブリュック作品集/EMMA刊)
¥10,780
SOLD OUT
フィンランドを代表する陶芸作家、ルート・ブリューク(1916−1999)の作品集。 2016年にEMMA(エスポー市近代美術館)で開催された回顧展に際して刊行された。 本書は「ART'S BUILDING BLOCKS」「IN SERCH OF SOUL」「THE CHALLENGE OF ABSTRACT ART」と三章で構成されている。 グラフィックデザイナーとしての仕事を経て、アラビア社のアート部門で作陶を通してロシアアヴァンギャルド的作画で独自の世界を拓いた初期から、ビザンチン文化の影響を思わせる作風を熟成させた中期、独自の技術、表現を抽象作品や、建築と協働する公共アートに昇華した後期、と、作家の人生を網羅的に紹介。 とくにごく初期のグラフィカルな仕事について、既刊書と比して丁寧に触れている。 また、夫、タピオ・ウィルッカラ(1915−1985。フィンランドを代表するデザイナー、アーティスト)とのパートナーシップや、協働した70年代のプロダクトの仕事についても知ることができる。 ルート・ブリュックの芸術表現の素養となった親しい人々、生物学者であった父との関係や、フィンランドの巨匠画家の伯父(ペッカ・ハロネン)と存在など、フィンランドの20世紀初頭の社会の様子が伝わる記述も豊富。 作家の素顔を知ることのできる家族旅行の写真なども多数掲載されている。 商品仕様 サイズ タテ230㎜×ヨコ250㎜/336ページ
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はじめまして、ルート・ブリュック
¥2,200
☁Books and Modern HP☁ https://booksandmodern.com フィンランドを代表するセラミックアーティスト、ルート・ブリュック(1916−1999)を紹介する日本初の書籍。 2019年4月の東京ステーションギャラリーでの展示を皮切りに始まる日本巡回展の前に、そうした大きな展覧会がどのようにして実現したか──企画者の丁寧なリサーチと、関わる人々の真心こもった取材、その実りのプロセスを知る貴重な一冊だ。 ルート・ブリュックは、没後2007年にヘルシンキの国立デザイン美術館で大回顧展、2016年にはエスポー市近代美術館でも同規模の展示が開催されるなど、フィンランドの国民的作家だが、日本での知名度は決して高くはない。 海底の真珠のような作家、ルート・ブリュックの魅力はもちろん、日本で紹介する意義についてより多くの人々に知ってもらうため、展覧会のメイキングオブ、バックストーリーにも触れる内容となっている。 【contents】 「蝶」皆川明 「母と子」マーリア・ヴィルカラ 「響きあうもの」酒井駒子 「模様」鹿児島睦 「色」志村ふくみ、志村洋子 「時」葛西薫 「空間」成相肇 「ルートとタピオ」前田景、今村玲子 出版社 (株)ブルーシープ 商品仕様 サイズ タテ190㎜×ヨコ150㎜/210ページ
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古代からの森と人の繋がりを描いた「最も美しい本」 TREE PEOPLE(トゥリー・ピープル)
¥8,140
SOLD OUT
☁Books and Modern HP☁ https://booksandmodern.com photograph by Ritva kavalainen & Sannni Seppo フィンランドを代表する自然写真家のサンニ・セッポ(Sanni Seppo)とリトヴァ・コヴァライネン(Ritva Kovalainen)が撮影した『Tree People』(2006年刊)、フィンランドで「最も美しい本」賞を受賞した写真集—— フィンランドの国土の約70%は森林です。実は日本も同様に約70%が森林ですが、人々と森の関わりかたには、林業やエネルギー産業においても、レジャーや日常生活においても大分差があるようです。 中央ヨーロッパにくらべて、キリスト教が伝わるのが遅かった北欧には、自然信仰に根ざした北欧神話が今も生きていることはよく知られていますが、フィンランドにもやはり「カレワラ」という神話があり、自然の神々と森の動物たち、神との関わりと教え、言い伝えが現在も人々の心の中にそっと残っています。 その「そっと残ってるもの」のエッセンスは、本書で触れている「神秘の森」につながるものであり、同時に現代生活の中で人々が木や森と触れ合うことを必要としている理由でもあります。 本書では、古代の人と森の神秘的な繋がりを紹介するだけでなく、現代まで受け継がれている森や木々との関わり方を、長い年月、四季を通して撮影した美しい写真とともに丁寧に紹介しています。 商品仕様 サイズ タテ225㎜×ヨコ285㎜/192ページ
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ハービー・山口『TIMELESS IN LUXEMBOURG 1999-2017』スペシャル版(オリジナル ゼラチンシルバープリント「中央駅(恋人たち)」付き)
¥15,400
SOLD OUT
【スペシャル版のお渡し】 ご購入商品は3月21日以降の店頭お渡し、もしくは同日以降のご送付となります。 受注制作プリントですので、21日以降のご注文につきましては、4月中のご送付となる予定です。 3月21日(水・祝)−4月15日(日)、ブックスアンドモダンでは「ハービー・山口写真展 TIMELESS IN LUXEMBOURG 1999」を開催します。 【スペシャル版 内容】 オリジナルプリント付き写真集 限定全60部 + 絵柄は2種類(×各30)です。 絵柄1)「中央駅(恋人たち)」(スペシャル版 30部) 絵柄2)「雨上がり(街路)」(スペシャル版 30部) 【写真集】 『TIMELESS IN LUXEMBOURG 1999-2017』スペシャル版 サイズ:横22㎝×縦24センチ 68ページ (2017年 スーパーラボ刊 価格:3,850円(税込)) + 【オリジナル ゼラチンシルバープリント】「中央駅(恋人たち)」 (限定30部 サイズ:5×7/2L) 【解説】 美しい田園風景と生活文化の豊かさで知られるルクセンブルク。 1999年… 初めてルクセンブルクに降り立ったハービー・山口が捉えたのは、自国の歴史や産業の足跡に誇りを持ち、笑顔で新世紀を迎えようとする人々の姿だった。 中世を思わせる教会の尖塔、修道士の姿、カフェに集う人々、ショッピングセンターの家族連れ、緑豊かな公園、廃線となった炭鉱列車のレール…… 90年代の社会の大転換(※)を乗り越えた人々は、過ぎた時代を懐かしみつつも新世紀に向けて新たな希望を胸に抱いていた。 そして2017年… 日本との国交90周年を記念して、魅力あふれる現在のルクセンブルクの表情を日本と分かち合い、より相互の親交を深めるためハービー・山口は再び彼の地へ。 18年を経た彼の地は、より現代的に、グローバルに、ファッショナブルに変わったが、人々の笑顔、穏やかさ、老いも若きも日々を慈しんでいる姿はかつてのまま。写真家は、そんな風景をカラフルに切り取った。 (※)東西冷戦の終結後の90年代初頭、欧州の経済は混乱に陥った。先進的な国々は重工業型社会から情報化社会、付加価値産業の育成へと社会転換を図った。
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ハービー・山口『TIMELESS IN LUXEMBOURG 1999-2017』スペシャル版(オリジナル ゼラチンシルバープリント「雨上がり(街路)」付き)
¥15,400
☁Books and Modern HP☁ https://booksandmodern.com 【スペシャル版のお渡し】 受注制作プリントですので、お届け日は作家に確認後、ご連絡致します。 【スペシャル版 内容】 オリジナルプリント付き写真集 限定全60部 + 絵柄は2種類(×各30)です。 絵柄2)「雨上がり(街路)」(スペシャル版 30部) 絵柄1)「中央駅(恋人たち)」(スペシャル版 30部)(完売) 【写真集】 『TIMELESS IN LUXEMBOURG 1999-2017』スペシャル版 サイズ:横22㎝×縦24センチ 68ページ (2017年 スーパーラボ刊 価格:3,850円(税込)) + 【オリジナル ゼラチンシルバープリント】「雨上がり(街路)」 (限定30部 サイズ:5×7/2L) 【解説】 美しい田園風景と生活文化の豊かさで知られるルクセンブルク。 1999年… 初めてルクセンブルクに降り立ったハービー・山口が捉えたのは、自国の歴史や産業の足跡に誇りを持ち、笑顔で新世紀を迎えようとする人々の姿だった。 中世を思わせる教会の尖塔、修道士の姿、カフェに集う人々、ショッピングセンターの家族連れ、緑豊かな公園、廃線となった炭鉱列車のレール…… 90年代の社会の大転換(※)を乗り越えた人々は、過ぎた時代を懐かしみつつも新世紀に向けて新たな希望を胸に抱いていた。 そして2017年… 日本との国交90周年を記念して、魅力あふれる現在のルクセンブルクの表情を日本と分かち合い、より相互の親交を深めるためハービー・山口は再び彼の地へ。 18年を経た彼の地は、より現代的に、グローバルに、ファッショナブルに変わったが、人々の笑顔、穏やかさ、老いも若きも日々を慈しんでいる姿はかつてのまま。写真家は、そんな風景をカラフルに切り取った。 (※)東西冷戦の終結後の90年代初頭、欧州の経済は混乱に陥った。先進的な国々は重工業型社会から情報化社会、付加価値産業の育成へと社会転換を図った。
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ラトビアのミトン
¥5,720
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☁Books and Modern HP☁ https://booksandmodern.com ラトビアの民族衣装センター、セナークレーツ社が刊行した『ラトビアのミトン』(なんとラトビアで発行された日本語版)が入荷しました。 クルゼメ、ヴィゼメ、ゼムガレ、ラトガレのラトビアの4地方に伝わる代表的なミトンの伝統模様、178種類を紹介した美しい本です。 原寸大のミトンに即した版形で、ただ眺めるだけでもイメージが膨らみます。 もちろん編みたい人のためのチャートも掲載されています。 セナークレーツは、ラトビアの豊かな文化遺産を広く認知、発展させるために、ミトンを含む民族衣装の調査、遺産収集、保管の活動を1990年代からを始めています。 民族学研究者で、セナークレーツの創設者のMaruta Grasmane(マルタ・グラスマネ)著『MITTEN OF LATVIA』(英語版)は、欧州はもちろん日本でも知られた名著でしたが、2016年満を持してラトビアで日本語版が刊行されたことは、日本とラトビアの文化的共感の表れとも言えます。 和訳には日本を代表するラトビア語訳者のひとり黒沢歩さん、編集には中田早苗さんが携わり、ラトビア発の手触りが独特なアート本としても、また読み物としても、味わい深い一冊が生まれました。 著者:Maruta Grasmane(マルタ・グラスマネ) 和訳:黒沢歩 和訳編集:中田早苗 ページ:438ページ サイズ:縦28.5㎝×横16㎝×厚さ3㎝
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COWBOY KATE & OTHER STORIES
¥87,780
☁Books and Modern HP☁ https://booksandmodern.com 【1975年刊行のデッドストック/私家限定版1500部】 『COWBOY KATE &OTHER STORIES』(Vintage 1964) (Haskins Press 1975年刊)サム・ハスキンス著 タテ38×ヨコ29㎝/160ページ 1964年に刊行され、70年代のファッション写真を方向付けたとも言われる写真集。初刊から10年あまりを経た1975年、スイスの版元で刷本が発見され、それをハスキンス自らが製本し、私家版として1500部を出版。 数年前、その私家版の一部がオーストラリアの倉庫に保管されているのが見つかり、少部数ながら日本に入荷した。 【制作背景】 1950年代後半頃から70年代、写真のドキュメンタリー性をフィクションに転用する表現がいろいろな作家によって試みられた。そんな中、発表された『COWBOY KATE & OTHER STORIES』(初刊1964年)は、サム・ハスキンス(1926−2009)が、多重露光やモンタージュを多用して編み上げたフィクションストーリー。 COWBOY KATEを始め、その他の物語(OTHER STORIES)に登場する女性たちがとにかく美しい。 見開きページ60×40㎝に繰り広げられる、女性の伸びやかな肢体、笑顔、睫の影……女性のヌードを見て幸せな気分になるのは男性だけではない、と感じさせるモノクロの美しいグラビア印刷の写真集。 「COWBOY KATE」だけでなく、短い詩をいただく「OTHER STORIES」の中の「SUNDAY」が素晴らしい。 Sunday is the end and the beginning, when the wind is still and only parsons work. The Sunday grass is greener. And all girls dream. 日曜日は、終わりで始まり。風も止み、働くのは牧師だけ。 日曜日の緑は、より深く、女の子たちは夢を見る。 長閑さとユーモアによって、ハスキンスの女性たちが輝いている。