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詩画集『目に見えぬ詩集』谷川俊太郎・詩 沙羅・版画

¥2,860 税込

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谷川俊太郎さんの詩に、Books and Modernでも何度か展示をしてくださった沙羅さんが版画を寄せた、美しい詩集が生まれました。

詩を選んだのは上島明子さん(手製本で知られる製本会社、美篶堂代表)。もう何年も前から、上島さんは谷川さんと一緒に詩集を作る約束をしていたとのことで、世界や日本がもっとも詩を必要とする2022年現在、満を持しての刊行です。

選ばれた9編は、数多の谷川俊太郎詩集の中から『夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった』(※1)や、写真集『ON READING(読む時間)』(※2)を含む9冊から、それぞれ1編ずつ。

版画家、沙羅さんいわく、
「まず上島明子さんが選ばれた詩を読み、自分なりにストーリーが立てられる順番に並べました。分かりづらいかも知れませんが、自分の中では全体を通して繋がりを持たせています。

谷川俊太郎さんには版画が完成してからレイアウトしてご確認いただきました。なので制作はかなり自由で、それが楽しくも大変でした。絵は、詩に対して説明的にならないように、かつ詩の内容から離れすぎないように心がけました」とのこと。

谷川さんの心は詩の中に、選詩をした上島明子さんの思いは解説(詩集について)に、沙羅さんの制作に向かう姿勢はに巻末(詩にあふれる世界を知るということ)にあります。

谷川さんは、
「きみは毎朝毎晩死んでいいんだ
 新しい詩をみつけるために
 むしろ新しい詩にみつけてもらうために」と詩い、
沙羅さんは、
「世界はどのようにできていて、私はどうして生きているのだろう」
という「なぜ」を淡々と分析しながら、版木を彫って、版画を刷っています。

感情におぼれることのないそれぞれの澄んだ視線と技術がページに漲っています。

■『目に見えぬ詩集』
2022年10月刊

収録詩:
丁度その時/目に見えぬ詩集/読むこと/魔法/泣いているきみ 少年9 /黄色い鳥のいる風景/夏が終る/紅茶の時間/新しい詩

詩:谷川俊太郎
木版画:沙羅
編・製本:美篶堂
装幀:守屋史世
発行:Book&Design 宮後優子
ページ:56ページ
サイズ:タテ165㎜×ヨコ130㎜

■谷川俊太郎 (1931−)
詩人。1952年『二十億光年の孤独』刊行。1975年『マザーグースのうた』で日本翻訳文化賞、1982年『日々の地図』で読売文学賞受賞。その他受賞、著書多数。

■沙羅(1982−)
木版画家。書籍の装画を手掛けるほか、展覧会での作品発表を行う。著書に『木版画でかわいい雑貨』(美術出版)、装画担当書籍に『青い鳥の本』シリーズ4作(石井ゆかり著。パイインターナショナル)他多数。2012年に貝山伊文紀とともに「アトリエ灯」設立。長野県安曇野に拠点を置く。

沙羅さんの版画作品は以下Shopで扱っています。
https://shop.booksandmodern.com/categories/654890
Books and Modernでのこれまでの展覧会情報はこちら。
https://booksandmodern.com/gallery/423/
https://booksandmodern.com/gallery/925/

※1『夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった』。青土社 1975年刊。
※2 写真集『ON READING(読む時間)』。ハンガリー出身の写真家アンドレ・ケルテスの写真集。初版1971年。版を重ねて2013年に刊行された創元社版に谷川俊太郎さんが巻頭に寄稿している。

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